シベリア出兵軍票の価値は?
主な種類や特徴を紹介!

軍用手票は、通称「軍票」という政府紙幣です。紙幣と呼ばれていますが、今でいう手形のようなものであり、戦争中の軍隊が戦争地で使用する目的で発行されていました。そんな軍票の1つとして知られているのがシベリア出兵軍票です。
シベリア出兵軍票にはいくつかの額面が用意されてますが、なかには希少価値の高いものもあります。よって、買取では高値が期待できるでしょう。今回は、シベリア出兵軍票について種類や特徴を紹介します。

シベリア出兵軍票の特徴

シベリア出兵軍票は、大正時代に発行されました。金兌換として発行された軍票というのが最大の特徴だといえるでしょう。なぜなら、シベリア出兵以前には銀兌換として軍票が発行されていたからです。 初めての金兌換となることで注目を集めた軍票であり、額面にはすべて「金」の文字が冠せられているのが魅力だといえます。その特別感から、コレクターの間でも高く評価されている軍票です。 シベリア出兵軍票の表面には額面や発行者名である大日本帝国政府が書かれています。ただ、シベリアで使用していたことからロシア文も併記されているのです。そういった理由から、数ある軍票のなかでも見分けが付きやすいといえるでしょう。さらに、裏面には漢字で兌換文言や罰則文言が表記されています。

シベリア出兵軍票の概要

シベリア出兵軍票はどのような経緯で発行され、どのような価値が持たされているのでしょうか。また、買取ではどのシベリア出兵軍票に高値がついているのか気になる人も多いでしょう。ここから、シベリア出兵軍票の概要を紹介します。

シベリア出兵軍票発行時の時代背景

ロシアで革命戦争が起こると、チェコスロバキアが皇帝軍の援助という名目でロシアに進駐を始めました。これに目をつけた連合軍は、チェコスロバキアの援助として出兵することになったのです。

日本も、フランスやイギリス、アメリカとともにシベリアや北満州に共同出兵し、ロシア革命に対する武力干渉を行いました。そのときに政府によって発行されたのがシベリア出兵軍票です。1918年(大正7年)7月、大蔵大臣がシベリア出兵にあたる軍票発行案を閣議に提出し、同年8月2日にシベリア出兵宣言が発せられると、8月7日には軍票発行案が決定となりました。

シベリア出兵軍票は、シベリア出兵に際して日本政府より発行された疑似紙幣の一種です。よって、お金としての価値はありません。ただし、軍票は兵の帰還とともに回収されていますので残存数が少なく、希少価値が高いのが特徴です。

シベリア出兵軍票の種類

シベリア出兵の際に発行された軍用手票には、6種類が存在します。10円、5円、1円のほかに、50銭や20銭、10銭も発行されているのが特徴でしょう。このなかでも、5円と10円は実際の流通量が発行数の4割程度と非常に希少だといえます。

さらに、シベリア出兵軍票は政府による回収もしっかりと行われている軍票の1つです。シベリアから兵が帰還した直後だけでなく、昭和15年の軍票回収の際にも再度回収が行われました。

そのため、手元に残している人が非常に少ないといえるでしょう。そういった理由から、高額査定が期待できる軍票だといえます。額面が少ない場合には、稀に発見されるケースもあるでしょう。

しかしながら、先ほどの説明した通り、希少価値の高い5円と10円には高い価値がつけられているのです。コレクターの間でも需要が高いため、手元にある場合には買取に出すのがいいでしょう。

シベリア出兵軍票の価値は?

シベリア出兵軍票の買取相場は、金種によって異なります。10円や5円の軍票は非常に希少価値が高いため、買取でも高評価を得ているといえるでしょう。なかでも。未使用のきれいな10円札の場合には、高額査定も夢ではありません。

実際の流通量が発行枚数の4割程度といわれる5円と10円は、政府がしっかりと回収していることも理由となり、残存数が非常に少ないのです。

シベリア出兵軍票の5円と10円を欲しいと願う古銭愛好家は多く、買取を希望する人が絶たない1枚として知られています。保存状態がいい場合には査定額アップも期待できます。状態によっては、驚くほどの買取価格が提示されることも考えられる1枚です。