内閣制度創始100周年記念硬貨の価値は?
主な種類や特徴を紹介!

日本の内閣制度は、明治18年(1885年)に初代・内閣総理大臣として伊藤博文が任命されたことにより発足しました。昭和60年(1985年)には、内閣制度は100周年という大きな節目を迎えます。このことを記念するために発行された記念硬貨が、「内閣制度創始100周年記念硬貨」です。この記事では、「内閣制度創始100周年記念硬貨」について、種類や特徴などを詳しく紹介します。

内閣制度創始100周年記念硬貨の概要

明治元年(1868年)、それまでの江戸幕府に代わって新しい明治政府が誕生し、日本を統治し始めます。それまで政界では「太政官制度」が採用されていましたが、トップに立つ人の数が非常に少ないことが大きな問題点でした。そこで、海外諸国の先進的な政治形態を参考に発足したのが「内閣制度」です。 内閣制度の始まりにより、内閣総理大臣と国務大臣で構成される内閣が、国の政治を担当するようになりました。これにより、権力が一カ所に集中するのを防げるようになります。内閣制度の始まりは、政府の移り変わりという大きな情勢の変化や、差し迫る国会の開設に備えつつ、明治という新しい時代に備えるためのものでした。  「内閣制度創始100周年記念硬貨」は、1885年に始まった内閣制度が1985年に100年を迎えたことを記念して発行された記念硬貨です。別名として「内閣制度創始100周年記念500円白銅貨」と呼ばれることもあります。種類は500円硬貨の1種類のみです。この「内閣制度創始100周年記念硬貨」は、単体のほかに同年の「ミントセット(貨幣セット)」にも組み込まれて発行されています。単体のものとセットのものでは、買取相場は異なります。

内閣制度創始100周年記念硬貨の種類と特徴

この段落では、「内閣制度創始100周年記念硬貨」について単体とセットのそれぞれを取り上げ、各特徴について紹介します。

内閣制度創始100周年記念500円硬貨

「内閣制度創始100周年記念500円硬貨」は、1985年(昭和60年)に発行されました。発行枚数は7000万枚と、とても多くなっています。量目は13gでサイズは直径30mm、素材の品位は銅が75%、ニッケルが25%の白銅貨です。当時は額面と等価の500円で、両替というかたちで発行されました。

表面には、内閣総理大臣の執務の拠点である総理大臣官邸が描かれています。総理大臣官邸は、総理官邸または首相官邸とも呼ばれています。裏面は、内閣の印に算用数字の500が重なるように中央に描かれたデザインです。どちらも内閣に関する図柄で、100年間続いた日本の内閣制度に思いをはせることができます。カラー印刷ではなく、一色だけのシンプルな見た目が特徴です。

内閣制度創始100周年記念ミントセット

「内閣制度創始100周年記念ミントセット」は、「内閣制度創始100周年記念500円硬貨」に現行の貨幣を組み合わせたセットです。単体の「内閣制度創始100周年記念500円硬貨」と同じく、1985年(昭和60年)に発行されました。発行枚数は74万6000枚で、単体の記念500円貨幣よりも少なくなっています。そのため、単体の貨幣よりは希少価値が高いといえるかもしれません。

セット内容は、「内閣制度創始100周年記念500円硬貨」が1枚と、現行の貨幣が1種類ずつ、それに年銘板メダルが1枚です。現行の貨幣は、500円硬貨・100円硬貨・100円硬貨・50円硬貨・10円硬貨・5円硬貨・1円硬貨が1枚ずつです。現行の貨幣はすべて昭和60年銘になっています。年銘板メダルも合わせると、合計で8枚の豪華なセットです。

「内閣制度創始100周年記念ミントセット」は、当時2000円で販売されました。複数の貨幣を組み合わせた豪華なセットなので、コレクションとして価値が出るケースもあります。きれいな状態のものや、ほかの記念貨幣と一緒に買取に出せば、相場よりも高い買取価格がつくこともあります。