国際科学技術博覧会記念硬貨の価値は?
主な種類や特徴を紹介!

通称「つくば万博」として親しまれた国際科学技術博覧会は、1985年に茨城県つくば市で開催されました。筑波研究学研都市を会場とした博覧会であり、国内外から注目を集めた博覧会です。

そんな国際科学技術博覧会の開催を記念し、記念貨幣や記念貨幣のミントセット、さらに、記念発行物などが発行されています。これらを買取に出すとどのように評価されるのでしょうか。今回は、国際科学技術博覧会で発行された記念硬貨や記念発行物について、特徴や種類を紹介します。

国際科学技術博覧会の概要

1985年に開催された国際科学技術博覧会は通称「つくば博」と呼ばれています。メイン会場となったのは、筑波研究学研都市のある茨城県筑波郡谷田部町御幸が丘です。ここは、日本の高水準な研究や教育を行う拠点として知られています。 つくば万博は1985年3月17日~9月16日までの184日間に渡り開催された国際博覧会です。人間・居住・環境と化学技術をテーマにさまざまな展示が行われ、多くの人を魅了しました。また、シンボルマークには「宇宙」「地球」「人間」「科学」「芸術」などの未来像がイメージされているのが特徴です。 日本を含む48カ国と37の国際機関が参加した大規模な博覧会であり、国内外から多くの人が訪れています。そんな国際科学技術博覧会を記念して発行されたのが500円記念硬貨です。そのほかにも、ミントセットも販売され買取でも高く評価されているといえるでしょう。

国際科学技術博覧会記念硬貨の種類と特徴

つくば博として知られる国際科学技術博覧会記念硬貨には、どのような特徴があるのでしょうか。また、この博覧会を記念して切手なども発行されています。そこで、国際科学技術博覧会記念硬貨や記念発行物の種類や特徴を紹介しましょう。

国際科学技術博覧会記念500円白銅貨幣

国際科学技術博覧会を記念して発行された硬貨は500円白銅貨幣のみです。国際科学技術博覧会が開催された1985年(昭和60年)に7000万枚が発行されています。白銅素材のこの貨幣は、千分中、銅750、ニッケル250という品位であり、量目は13g、直径は30mmでという大きさで作られました。

表面の図柄には、茨城県の県花として人気の梅の花が描かれています。さらに、筑波山も配され、雄大な自然が楽しめる図柄です。裏面には国際科学技術博覧会のシンボルマークを中央に描き、左右には図案化した梅の花がデザインされています。そのほかにも、TSUKUBA EXPO '85"のレタリングが刻まれ、その魅力を高めているのです。

発行枚数が多いため、希少価値が低く、それほどの価値は期待できないでしょう。ただし、未使用の場合には高値がつくケースが多くみられます。買取では保存状態が価格を左右しますので、早めに査定を依頼しましょう。

つくば万博ミントセット(会場内限定)

1985年(昭和60年)に行われた国際科学技術博覧会の会場では、入場者を対象としたつくば万博ミントセットが販売されました。これは、会場内限定で購入できたものであり、手に入れづらかったことからコレクターの注目が集められているセットです。

10万枚と生産数が少ないことも希少性を高めるポイントで、買取では高く評価されているといえるでしょう。当時の販売価格は2000円ですが、額面よりも高値で取引される可能性が高くなります。

セット内容は、国際科学技術博覧会記念500円白銅貨が1枚と、通常貨幣である500円硬貨が1枚、100円硬貨が1枚と50円が1枚、さらに10円貨幣、5円貨幣、1円貨幣のそれぞれが1枚ずつです。さらに、発行年の干支図案年銘板1枚も一緒に収められています。

会場内限定の販売であったことから、高値がつきやすいのが魅力です。ただし、ミントセットの状態や買取業者によって買取価格は異なります。

つくば万博ミントセット(一般販売)

会場内でしか購入できなかったミントセットに対し、一般販売が行われたミントセットもあります。一般販売のつくば博ミントセットも、1985年(昭和60年)に発行されたものです。発行部数は72万枚と会場内販売を大きく上回ることから手に入れやすかったといえるでしょう。

昭和60年の通常ミントセットに、国際科学技術博覧会記念500円白銅貨1枚がセットされています。よって、国際科学技術博覧会記念500円白銅貨1枚に加え、通常硬貨である500円硬貨、100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨、5円硬貨、1円硬貨が1枚ずつ、さらに、干支図案年銘板1枚の計8枚セットです。

会場内限定販売のつくば博ミントセットほどの買取価格は期待できませんが、状態によっては額面通りの買取も可能でしょう。ただし、それほどの価値がなく、汚れや傷などがある場合には額面を下回ってしまうケースもめずらしくありません。

その他記念発行物

国際科学技術博覧会の開催を記念し、切手や国鉄の記念入場券、記念乗車券も販売されています。まず、寄付金付き切手と40円・60円の2種類の記念切手と、小型シートです。

寄付金付切手は60円に10円に寄付金が付いてくるもので、国際科学技術博覧会が開催される前の1984年2月10日に発行されました。シンボルマークとマスコットが描かれた切手であり、切手コレクターからの高い需要を誇る1枚です。40円と60円の2種類の記念切手と小型シートは1985年3月16日に発行されています。

記念入場券や記念乗車券は国鉄水戸鉄道管理局によって発行されたものです。表面のデザインには立体フォログラフが採用され、未来を想像させる仕上がりになりました。オルゴール付き乗車券や香りの出る乗車券などもあり、鉄道ファンからの注目も集められているといえるでしょう。そのほかにも、記念スタンプやテレホンカードなども発行され、買取でも需要があります。