日華事変軍票丁号券の価値は?
主な種類や特徴を紹介!

日華事変軍票丁号券は、政府紙幣として発行された軍用手票の1つです。軍用手票とは、軍票とも呼ばれる疑似紙幣であり、戦争中に戦地でのみ使用する目的で発行されています。よって、実際の紙幣価値はないといえるでしょう。

ただし、古銭としての価値は十分に考えられ、古いものであっても買取では評価されています。そのため、現金に換えることも可能でしょう。今回は、日華事変軍票丁号券について詳種類や特徴を詳しく紹介します。

日華事変軍票丁号券の特徴

日華事変軍票は、日中戦争の際に発行された軍票です。丁号券の前にもいくつかの種類が発行されていますが、それらには、これまでに日本で発行された紙幣のデザインが流用されていました。そんななか、丁号券には軍事の使用地である中国にふさわしいデザインが採用されたのです。 龍や鳳凰を用いた中国風のデザインをベースに、これまでになかったオリジナルの図柄が作成されました。そういった理由から、独自性を求めるコレクターに人気があるといえるでしょう。ただし、軍票は一時的に使う疑似紙幣として発行されていることから、粗悪な素材のものがみられます。 色や紙質が異なる現地刷りの物だけでなく、敵国が経済を混乱させるために作られたと考えられる謀略札もめずらしくありません。本物かどうかが見分けにくいことから、買取では専門の査定員に相談する必要があるでしょう。

日華事変軍票丁号券の概要

独自のデザインで新たに発行された日華事変軍票丁号券には、どのような特徴があるのでしょうか。また、買取ではどのくらいの価格がつけられるのか気になる人もいるでしょう。ここからは、日華事変軍票丁号券の概要を紹介します。

日華事変軍票丁号券の時代背景

日華事変軍票は、1937年の盧溝橋事件を機に勃発した日中戦争の際に発行された軍事手票です。戦地で用いる疑似紙幣として発行され、日華事変の後、主に中国大陸で使用されています。

使用が開始されたのは1938年11月からであり、日中戦争が長期化し、さらに泥沼化したことから、非常に多くの種類の軍事手票が発行されています。日華事変軍票丁号券は、1939年(昭和14年)に4番目の日華事変軍票として発行されたものです。

中国国内での一般紙幣の地位獲得を狙うため、日本銀行券らしさを消したデザインが採用されているのが特徴でしょう。これまでになかった極めてユニークな軍票としても知られ、コレクターからの注目を集めています。買取でも高値が付きやすい傾向にあり、保存状態によっては高額査定も期待できるでしょう。

日華事変軍票丁号券種類

日中戦争が長期化したことを受け、さまざまな種類が発行された日華事変軍票には甲号券、乙号券、丙号券、丁号券、戊号券、ろ号券があります。このほかにも、正式に発行されたものではない軍事手票も存在しているのが特徴です。

額面の種類も多く、すべての券種と額面を合わせると、35種類あります。発行された枚数も多いのが特徴で、1939年(昭和14年)に発行された丁号券1銭は、戌号券を含むと1億枚以上という発行枚数があります。10銭や5円でも1億枚をこえて発行されているのです。

一般的に発行枚数が多い古銭は希少価値が低くなるといえます。ただし、状態によっては買取査定でも高値がつけられることがあります。未使用の美品であれば、高額査定も期待できますので、買取店に相談してみるのをおすすめします。

日華事変軍票丁号券の価値は

軍事手票は、敗戦とともに軍によって回収されるのがほとんどです。ただ、日華事変軍票は現在でも手元に残っているという人が多く、手に入りやすいといえるでしょう。よって、買取価格にはそれほどの期待はできません。

しかしながら、比較的発行枚数の少ない初期の軍事手票である甲号券は高額査定の可能性が高くなります。また、複数の軍事手票を同時に買取に出すことで、評価が上がることもあるでしょう。そういった理由から、高値が付きやすい甲号券と一緒に査定を依頼すると丁号券の価値も高くなると考えられます。

まとめて買取に出すと高額査定になりやすいことから、手元に複数の日華事変軍票がある場合には、一度に買取に出すのがいいでしょう。そうすることで、少しでも高値で日華事変軍票丁号券の売却が可能です。