長崎県の古銭買取りで人気の記念貨幣は?
種類や特徴を紹介
希少性の高い記念貨幣や記念メダルも古銭買取の対象です。記念貨幣や記念メダルにはさまざまな図柄のものがあり、イベントや名所にちなんだものも多く発行されています。
イベントが開催された地域や名所の地元には、それらに対する思い入れの強い人が大勢いるため、コレクター以外からの需要もあると考えて良いでしょう。地域性の高い記念貨幣や記念メダルは、高価買取が期待できる地域を選んで買い取ってもらうのがおすすめです。
長崎県にゆかりのある記念貨幣や記念メダルにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは長崎県で人気のある記念貨幣や記念メダルについて解説します。
長崎県の買取りおすすめ業者の紹介
バイセル
バイセルは、2018年7月まで「スピード買取.jp」という社名でした。「バイセル」に社名を変更してからも以前の名の通り、対応の早さが特徴の買取業者です。即日の出張依頼にも対応してくれます。もともとは着物を中心に買取を行っていましたが、2020年1月現在では古銭や切手などの買取にも力を入れており、記念硬貨など古銭の買取実績も豊富です。
また、バイセルはメディアでの宣伝を積極的に行っているところも特徴です。イメージキャラクターに坂上忍を起用しており、テレビ・ラジオCMやチラシなどで一度は広告を目にしたことがあるのではないでしょうか。メディア宣伝によりバイセルの知名度はどんどん高くなっており、お問い合わせ件数も年々増加するなど、勢いのある買取業者です。
記念貨幣のデザインにも採用!
長崎県の主なイベント、名所を確認
長崎県で人気のある記念貨幣や記念メダルは、長崎県民が誇りと感じる地元の名所や開催されたイベントについて理解すればわかるはずです。
この段落では、記念貨幣や記念メダルにゆかりがある長崎県の名所や博覧会などを紹介します。
大浦天主堂
大浦天主堂とは、長崎市にあるゴシック建築のカトリック教会堂です。1865年に建てられた建物で、日本に現存するキリスト教建造物としては最も古いものになります。
正式名称は「日本二十六聖殉教者天主堂」といい、1597年、殉教した日本二十六聖人に捧げるために建てられました。日本二十六聖人とは、豊臣秀吉が発令したキリシタン禁教令によって捕らえられ処刑された日本人20名と外国人6名の聖殉教者のことです。
大浦天主堂は、1865年に信徒発見があった場所でもあります。キリスト教が禁止されていた当時の日本では、大浦天主堂はフランス人がフランス人のために建てた教会堂という扱いで、「フランス寺」と呼ばれていました。
当時は珍しかった西洋風の建物を見物する客に紛れて訪れた一団が、フランス人神父に「自分たちはキリシタンである」と告白したのが「信徒発見」です。その後、長崎県内の各地から、信徒の名乗りを上げに訪れる人が相次ぐことになったといわれています。
1945年8月9日の原爆投下では、屋根や正門の扉、ステンドグラスなどが甚大な被害を受けました。しかし、終戦後、5年物歳月をかけ大規模な修復が行われ、元のような美しい姿を取り戻しています。1953年(昭和28年)には国宝に指定され、2018年(平成30年)には、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」としてユネスコの世界文化遺産に登録された、長崎を代表する観光名所です。
平和公園
第69回国民体育大会「長崎がんばらんば国体」
長崎県の記念硬貨やメダル
日本の信徒発見150周年記念メダル
日本の信徒発見150周年記念メダルは、2015年に日本の信徒発見から150年を迎えたことを記念してイタリアで制作されたメダルです。200枚限定で制作され、そのうち1個がヴァチカンに寄贈されています。
純金など品位の高い素材が使われているわけではありませんが、作られた枚数が極めて少ないため、希少価値の高いメダルです。
信徒発見は、キリスト教が禁止されていた時代の日本に隠れて信仰を貫いていた人々がいたということを意味しています。
多数の殉教者が出た長崎で信徒が発見されるとは誰もが思っていなかったため、カトリック教会にとっては大きな事件でした。珍しい西洋建築の寺を見物する人に紛れて、長崎県の至るところから、潜伏キリシタンが集まってカミングアウトするきっかけになった出来事です。
図柄の説明
日本の信徒発見150周年記念メダルの表面に描かれているのは、信徒を発見した聖母マリアの姿です。子どもの姿をした信徒を優しく抱く聖母の姿を取り囲むように「B.M.V. INVENTIONIS CHRISTIANORUM IN JAPONIA」という文字が書かれています。
これを日本語に訳すと「日本の信徒発見の聖母」となります。ちなみに、裏面の図柄の周りに書かれている文字は「150 VM ANNIVERSARIUVM・INVENTIONIS CHRISTIANORUVM IN JAPONIA MMXV」です。日本語に訳すと「日本の信徒発見 150 周年」という意味になります。
貨幣の仕様
貨種 | 記念メダル | |
---|---|---|
量目 | 68グラム | |
直径 | 50ミリメートル | |
発行枚数 | 200枚 | |
特徴 | 3300円で販売 | |
裏面のデザイン | プティジャン神父に杉本ユリが信仰を告白する場面(大浦天主堂における信徒発見の場面) |
長崎県の地方自治法施行60周年記念貨幣・1000円貨幣
地方自治法施行60周年記念貨幣は、地方自治法が施行されてから60年経つことを記念して発行された貨幣です。
47都道府県にちなんだ貨幣が、2008年(平成20年)から2016年(平成28年)にかけて順次発行されました。長崎県の地方自治法施行60周年貨幣(1000円銀貨幣)は2015年(平成27年)に発行されたものです。
図柄の説明
長崎県の地方自治法施行60周年記念貨幣の表面には、大浦天主堂と県花である椿の花が描かれています。椿は、県のシンボルとして広く県民の親しまれている花です。とくに五島列島にはヤブ椿が自生しており、椿油の一大産地としても知られています。
大浦天主堂は、日本に現存する最古のキリスト教建築としても有名なゴシック建築の建物です。豊臣秀吉がキリスト教を禁じた際に、捕らえられ長崎で処刑された二十六聖人に捧げられたことから、正式名称を「日本二十六聖殉教者天主堂」」といいます。
また、キリスト教が厳しく禁じられた16世紀から19世紀半ばにかけ、約250年もの間隠れて信仰を貫いた教徒が自身の信仰を告白した、信徒発見の舞台としても世界的に有名です。日本の国宝に指定されている一方で、2018年(平成30年)に世界遺産として登録された、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の中核を担う建物でもあります。
貨幣の仕様
貨種 | 千円銀貨幣 | |
---|---|---|
額面 | 千円 | |
素材・品位 | 銀・純銀 | |
量目 | 31.1グラム | |
直径 | 40ミリメートル | |
裏面のデザイン | 「雪」「月」「花」。地方公共団体の行政や経済、文化が健全に発展する様子を表現している |
長崎がんばらんば国体・長崎がんばらんば大会開催記念貨幣セット
国体の開催地では、その年に発行された未使用の通常貨幣6枚と年銘板を組み合わせたセットの販売が恒例となっています。2014年に長崎県でがんばらんば国体が開催された際にも売り出されました。長崎がんばらんば国体と長崎がんばらんば大会の開催を記念して発行された貨幣セットです。
2014長崎がんばらんば国体・長崎がんばらんば大会開催記念貨幣セットは、開催が比較的新しいため、古銭としての価値は高いといえません。しかし、大会のマスコットキャラクター「がんばくん」と「らんばちゃん」が外装紙や年銘板に描かれています。地元で開催された国体として、選手以外の形で関わった人も多いため、記念に欲しがる人は少なくないでしょう。
図柄の説明
2014長崎がんばらんば国体・長崎がんばらんば大会開催記念貨幣セットは、外装紙ケースのかわいらしさも魅力の1つです。聖火を手に走るがんばくんと、ポンポンを手に応援するらんばちゃんの姿が描かれています。
がんばくん、らんばちゃんは共に長崎県の県鳥・オシドリをモチーフにしたキャラクターです。外装紙の内側には、6種類の貨幣の説明が書かれています。
貨幣の仕様
図柄 | 表面 | 裏面 |
---|---|---|
長崎県のマスコットキャラクターのがんばくんとらんばちゃん | 製造年である2014の数字と干支の午のイラスト | |
貨種 | 記念貨幣 | |
素材・品位 | 純銀 | |
販売数量 | 8000セット | |
特徴 | 1850円(税込)で販売 |