日露戦争軍票の種類と特徴が一目瞭然!おすすめの買取業者はこちら

日露戦争軍票の価値は?
主な種類や特徴を紹介!

古銭買取では、軍票と呼ばれる政府紙幣の買取も行っています。軍票とは正式名称を軍用手票とするもので、、戦争中の軍隊が戦地で使用する目的で発行された疑似紙幣です。日露戦争軍票は買取でも人気の軍票の1つであり、コレクターの間でも高く評されているといえるでしょう。

ただ、どの日露戦争軍票でも高値がつくとはいいきれません。希少価値の高いものが高値で買取られているのです。そこで、日露戦争軍票について、希少価値の高い種類や、特徴などを交えて詳しく紹介しましょう。

日露戦争軍票の特徴

日露戦争軍票の最大の特徴は、明治通宝のデザインがそのまま流用されていることにあります。日清戦争のときにも新紙幣のデザインが使われていましたが、日清戦争軍票との大きな違いは表面上部に「軍用手票」と印刷したことにあるでしょう。これにより、軍用通貨であることを明確にしています。 また、日清戦争軍票にはなかった、発行年が日露戦争軍票より刻まれるようにもなったのです。さらに、現地での使用を考え、裏面左右にはハングルで兌換文言のただし書きも記されています。日清戦争軍票はそれほど多く発行されませんでしたが、日露戦争軍票は非常に多くの枚数が発行されたといえるでしょう。現在でも各種の額面において現存が確認されている1枚です。

日露戦争軍票の概要

日露戦争軍票が手元にある場合には、その買取価格が気になる人も多いでしょう。日露戦争軍票は高額買取が可能なのでしょうか。また、どの日露戦争軍票であれば高値がつくのが知りたいという声も聞かれます。ここからは、日露戦争軍票の概要を紹介しましょう。

日露戦争軍票発行時の時代背景

日露戦争軍票が発行されたのは1904年(昭和37年)のことです。日本とロシアの間に、朝鮮半島と満州を巡る利権争いが起こるようになりました。それを機に日露戦争が勃発し、朝鮮半島や満州だけでなく、日本海や樺太といったさまざまな場所で激戦が行われたのです。これを日露戦争といいます。

日露関係が険悪化し、戦争が勃発する予兆があったことから、日露戦争軍票は事前に発行準備がされていたのです。よって、日露戦争開始直後に発行されます。また、日露戦争は日本が初めて西洋列強と戦って勝利した戦争であり、本格的に大陸へと新進出する契機になったといえるでしょう。

そんな時代に発行された日露戦争軍票は、日本の誇りとしても大切に扱われてきたのです。戦争の終結とともに銀貨に交換することも可能でしたが、日本が勝利で終わったことを記念して持ち帰る人も多かったといわれています。

日露戦争軍票種類

日露戦争軍票は、日露戦争中に発行された軍用手票であり、満州や朝鮮半島で使用されていた疑似紙幣の1種です。すべてを合わせると、6種類の額面が発行されていたのが特徴です。額面の種類は、10円と5円、1円、50銭、20銭さらに10銭があります。

日露戦争の勃発をあらかじめ予想していたことから、事前に発行準備が整い、大量に流通した軍票です。戦後その多くは回収されていますが、低額な日露戦争軍票は日露戦争に勝利した記念に持ち帰った人も多いといえるでしょう。よって、額面が安い物であれば、入手しやすいのです。

家族の遺品のなかに、日露戦争軍票が見つかったという人もみられますので、心当たりのある場合には探してみるがいいでしょう。額面が高い物であれば、高価買取も夢ではありません。

日露戦争軍票の価値は?

日露戦争軍票は、日露戦争の勝利を記念して持ち帰った人の多い1枚です。そのため、現存しているものが比較的たくさんあるといえるでしょう。また、金額によって鑑定価格が異なります。なぜなら、額面が高い軍票はできるだけ換金し、額面の安いものを持ち帰っている人がほとんどであるからです。

よって、額面の高い「日露戦争軍票10円」と「日露戦争軍票5円」の2種類は希少価値が非常に高いといえます。買取ではこの2つに高額査定が期待できるでしょう。

日露戦争軍票は、戦地から持ち帰った人から譲り受けることも多く、実際の価値がわからないという人も多くみられます。手元にある場合には、その価値を知るためにも、買取業者で鑑定してもらうのがいいでしょう。

ただし、豊富な知識を持った買取業者でないことには正しい価値で買取をしてもらえません。したがって、信頼のおける買取業者を選ぶことも大切です。