【沖縄海洋博覧会記念硬貨】種類/特徴/買取業者情報をご紹介!

沖縄海洋博覧会記念硬貨の価値は?
主な種類や特徴を紹介!

沖縄が返還され、本土へと復帰した記念に開催されたのが沖縄海洋博覧会です。この博覧会の開催を記念して沖縄海洋博覧会記念硬貨が発行されました。また、いくつかの記念メダルも発行され、収集家からも人気です。

これらは、比較的多く流通しているため、手元にあるという人もいるでしょう。ただ、買取ではどのように評価されるのでしょうか。そこで、沖縄海洋博覧会を記念して発行された記念硬貨や記念メダルについて種類や特徴を交えて紹介します。

沖縄海洋博覧会記念硬貨の概要

沖縄国際海洋博覧会は、沖縄返還と沖縄県の日本本土復帰事業の1つとして開催されました。1975年(昭和50年)7月20日から1976年(昭和51年)1月18日に渡って行われた国際博覧会であり、開催地として選ばれたのは沖縄県国頭郡本部町です。 通称「沖縄海洋博」や「海洋博」とよばれるこの国際博覧会は、日本を含む36カ国と3つの国際機関が参加し、大規模に開催されました。この国際博覧会の展示施設のなかで、最大の目玉となったのが「アクアポリス」です。 これは、未来型海洋都市のモデルともなる人口島であり、この島を目的に多くの人が訪れています。アクアポリスは、記念コインの図柄としても採用されるなど、博覧会の顔であったともいえるでしょう。 沖縄海洋博覧会の開催を記念して発行されたのは沖縄国際海洋博覧会記念100円白銅貨幣です。そのほかにも、沖縄国際海洋博覧会記念メダルもあります。すべてを集めたいと願うコレクターも多く、種類によっては高値がつけられるといえるでしょう。

沖縄海洋博覧会記念硬貨の種類と特徴

沖縄海洋博覧会記念硬貨は、記念メダルと合わせるとたくさんの種類があります。買取では、発行枚数や地金の価値で査定価格が異なりますので、それぞれの特徴を知っておくとよいでしょう。ここからは、沖縄海洋博覧会記念硬貨の種類や特徴を紹介します。

沖縄国際海洋博覧会記念100円白銅貨幣

沖縄国際海洋博覧会を記念して発行された記念硬貨が沖縄国際海洋博覧会記念100円白銅貨幣です。1975年(昭和50年)に発行されたこの貨幣は、素材に白銅を使用し、千分中銅750、ニッケル250という品位で作られています。

量目が4.8g、直径22.6mmと現行の100円硬貨と同じ大きさであるのも特徴でしょう。表面の絵柄には守礼の門が描かれています。また、沖縄の海にみられる穏やかな波が、沖縄の紅型の波模様として配されているのです。非常に沖縄らしいデザインであり、沖縄の人からも愛されているといえるでしょう。

裏面には沖縄海洋博覧会のシンボルマークが配され、その両サイドにはマスコットマークとなるイルカが描かれています。発行枚数は1億2000万枚であり、その後、追加発行も行われたことからこれまでの日本で作られた記念貨幣のなかで最も発行枚数が多いとされています。したがって、希少価値は高くはないでしょう。

また、沖縄海洋博覧会記念貨幣はこの1種類のみであり、セットなどの販売も行われていません。ただ、造幣局が鋳造した記念メダルがいくつか販売されています。

沖縄海洋博覧会記念メダル

沖縄で開催された沖縄海洋博覧会を記念して1975年に造幣局が発行した沖縄海洋博覧会記念メダルは、直径26mm、144.5gという大きさです。絵柄には「進貢船」と博覧会の目玉として人気を博した「アクアポリス」が描かれているのが特徴です。

沖縄国際海洋博覧会らしいデザインが採用されていることから、入場者にも高い人気を誇りました。また、沖縄国際海洋博覧会の記念メダルには金銀道の3つのメダルがセットになったものも販売されているのです。

これらの記念メダルにはそれほどの特別感がないことから、プレミア価値などがつけられていません。ただ、地金の価値で取引が行われているため、買取でも高額査定が期待できるでしょう。なかでも、金メダルは純金を使用しているため、買取価格が高くなる傾向にあります。記念メダルは状態によって買取価格が異なりますので、よい状態で買取を依頼するのがベターです。