1万円札の価値は?
主な種類や特徴を紹介!
旧1万円札には、いろいろな種類があります。C号券と呼ばれる紙幣の表面が聖徳太子で裏面が鳳凰のものやD号券と呼ばれる紙幣の表面が福沢諭吉で裏面が雉であるものです。
そして現在使われているE号券と呼ばれる紙幣の表面が福沢諭吉で裏面が平等院の鳳凰像になります。中には、製造番号やエラー紙幣などの条件により価値が上がるものもあるようです。この記事では、1万円札の種類や特徴などについて詳しく紹介していきたいと思います。
旧1万円は現在でも使用できる?
旧1万円札の紙幣は日本銀行が発行しており、通常通り使用することが可能です。また、発行が停止になったにもかかわらず有効なお札はいくつかあります。2017年までに日本銀行が発行した全部の金種の紙幣は53種類です。53種類のうち31種類は使用できませんが、残りの22種類については現在でも使用することができます。 一度発行された銀行券は法令に基づく特別な処置がとられない限り通用力を失うことはないです。しかし、関東大震災後の焼失兌換券の整理や終戦直後のインフレ進行を阻止するためのいわゆる新円切り替えや1円未満の小額通貨の整理で無効になったものがあります。
1万円札の種類と特徴
1万円札紙幣は、主に3種類あります。C号券D号券E号券です。ここでは、3種類の1万円札紙幣について発行年度や紙幣のサイズそして特徴などを詳しく紹介していきましょう。
聖徳太子1万円札(日本銀行券C号)
聖徳太子1万円札紙幣の発行開始日は、昭和33(1958)年12月1日です。発行停止になったのは昭和61(1986)年1月4日になります。券種はいわゆる日本銀行券C号です。紙幣のサイズは、縦が84ミリメートルで横が174ミリメートルになっています。
旧札である日本銀行券C号には、聖徳太子の肖像画が採用されており通称聖徳太子1万円札とよばれていることで有名です。ところが聖徳太子1万円札は昭和61(1986)年1月4日に発行停止になっていますが、現在でも紙幣として使用することができます。
特に記番号の頭部分がアルファベット1桁であるものは買取の価値が非常に高いです。また紙幣の偽造防止技術として、すかしや凹版印刷などを行い工夫がされています。
福沢諭吉1万円札(日本銀行券D号)
福沢諭吉1万円札紙幣日本銀行券D号の発行開始日は、黒色記番号は昭和59(1984)年11月1日です。また、褐色記番号は平成5年(1993)年12月1日になります。発行停止になったのは平成19(2007)年4月2日です。
券種はいわゆる日本銀行券D号になります。紙幣のサイズは、縦が76ミリメートルで横が160ミリメートルです。日本銀行券D号は、現在と同じ福沢諭吉のデザインになります。但し、表面は現在と同じデザインであるが裏面が鳥の図柄などの多少のデザインが異なっている様子です。
その後平成19(2007)年4月2日に支払い停止日を迎えましたが、現在も紙幣として使うことができます。基本的に古銭買取業者での買い取り価値はあまり期待できないです。ところが、珍しい記番号やエラー紙幣の場合には、額面を大幅に超える買取価格になることもあります。
福沢諭吉1万円札(日本銀行券E号)
福沢諭吉1万円札紙幣日本銀行券E号の発行開始日は、平成16年(2004)年11月1日になり現在まで使われている紙幣です。券種はいわゆる日本銀行券E号になります。
紙幣のサイズは、縦が76ミリメートルで横が160ミリメートルです。また、日本銀行券E号は、日本銀行券D号と同じ福沢諭吉のデザインになります。但し、表面は現在と同じデザインですが裏面が鳥の図柄などの多少のデザインが異なっている様子です。
日本銀行券E号は、現在の福沢諭吉の1万円札であるので紙幣・古銭買取業者での買い取りの価値はほとんど期待ができないでしょう。しかし、エラー紙幣や稀な記番号などであれば高価買取も望めます。もしエラー紙幣や稀な記番号など確認して価値を知りたいならば、古銭買取業者によって鑑定してもらうことをおすすめしたいです。