200円札の買取価値&相場を一挙大公開!一押しの買取業者はコチラ

200円札の価値は?
主な種類や特徴を紹介!

200円札には、乙号券、丙号券、丁号券の3種類があります。200円札の中には特に希少価値が高いものもあるため、買取を希望すれば高値で売れる可能性があります。もしも手元に200円札があるなら、まずは専門家へ鑑定を依頼してみるといいでしょう。

ここでは、200円札の特徴を種類ごとに詳しく説明するとともに、200円札の価値について紹介します。昔のお金の価値を判断するための参考として、ぜひ活用してください。

200円札の価値や時代背景を紹介

そもそも200円札とは、どのようなものなのでしょうか。ここでは、200円札の価値や時代背景について紹介するので、概要を押さえておきましょう。

200円札の価値

200円札は3種類あり、乙号券、丙号券、丁号券に分かれています。いずれも、古銭市場では高値で取引されています。現存数の少なさからプレミアがついており、場合によってはかなりの高値がつく200円札もあるほどです。

ただし、保存状態によって、200円札の価値は大きく変化します。というのも200円札は、どれも80年以上前に発行されたものだからです。状態が良いものは珍しいので、特に高値を期待できます。

200円札は、状態の良し悪しや価値を判断するのがとても難しいと言われています。よって、素人による判断では、正しい価値を見定められない可能性が高いでしょう。専門の買取業者に鑑定を依頼し、慎重な判断をおこなったほうが安心です。

200円札の時代背景

乙号券は、昭和初期の金融恐慌を食い止めるために発行された200円札です。昭和の金融恐慌では、銀行に対する不安からいわゆる取り付け騒ぎが発生しました。そこで、銀行に潤沢な資金があることを証明するために発行されたのが乙号券です。取り付け騒ぎが収まると政府がすぐに回収したため、乙号券の現存数は少ないといわれています。

丙号券も、乙号券と同じく昭和金融恐慌の際に作られた200円札です。ただし、実際には預金者の手元へ発行されず、しばらく日本銀行に保管されていました。実際に発行されたのは、第二次世界大戦が終決した1945年です。とはいえ、翌年には新円切替がおこなわれたため、流通したのはごくわずかな期間でした。

さらに、丁号券は、第二次世界大戦中の1942年に、大蔵省告示によって作られた200円札です。ただし、すぐには発行されず、将来のインフレに備えるために日本銀行で保管されていました。丙号券と同じく1945年に発行されましたが、新円切替に伴って1年未満で通用が停止されました。

200円札の種類と特徴

200円札は3種類に分けられます。ここでは、それぞれの200円札の特徴について紹介します。

乙号券

乙号券が使われていたのは、1927年(昭和2年)から1946年(昭和21年)までの約20年間です。乙号券は日本銀行兌換券として発行され、紙幣の大きさは縦73ミリ、横123ミリとされました。

表面の図柄は彩紋ですが、裏面には印刷がありません。乙号券は、裏面が白いことから「ウラシロ」とよばれていました。紙幣としては簡素な作りとなっていますが、これは昭和の金融恐慌のときに急遽発行が決まったためです。

他の200円札と比べると流通期間は長いですが、現存数は極めて少ないです。具体的には、十数枚程度しか現存しないともいわれています。よって、乙号券の買取価格は非常に高く、古銭市場では数百万円で取引されています。

丙号券

丙号券が作られたのは、乙号券と同じ1927年(昭和2年)です。ただし、実際に市場で流通したのは、1945年(昭和20年)から1946年(昭和21年)までとなっています。

紙幣の大きさは縦97mm、横188mmです。表面には、武内宿禰の肖像が描かれています。裏面には赤い彩紋が施されており、そのことから丙号券は「ウラアカ」や「裏赤200円札」ともよばれていました。

紙幣には「日本銀行兌換券」と表記されていますが、発行開始時点で既に金貨への交換はおこなわれていませんでした。よって、事実上の不換紙幣ということになります。

丙号券は発行後すぐに失効したため、希少価値が高いです。そのため、古銭市場でも高値で取引されています。

丁号券

丁号券は、1945年(昭和20年)から1946年(昭和21年)まで使用されていた日本銀行兌換券です。紙幣の大きさは縦97mm、横165mmで、両面に図柄が入っています。表面に描かれているのは藤原鎌足と談山神社拝殿、裏面に描かれているのは談山神社十三重塔です。この図柄は、20円札の乙号券の図柄を流用したものです。

丁号券が作られたのは第二次世界大戦の最中ですが、実際に発行されたのは戦後になってからでした。しかし、発行からまもなく新円切替となったため、流通したのは1年未満の短期間です。

丁号券の中には、「証紙」とよばれる赤い紙がついたものも存在します。この丁号券は珍しく、特に高い買取価格を期待できます。